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肩こり~原因を探って日常生活の改善を!

春先は気温の変動が大きいため肩こりなどがひどくなる人が多いようです。仕事やスマホ操作、ストレス、睡眠不足など、現代人の生活には肩こりの原因が多く潜んでいます。

原因は?そしてどんな症状があるの?

デスクワークなどで長時間同じ姿勢でいると血液の循環が悪くなり、筋肉中に乳酸がたまって筋肉が固くなります。固くなった筋肉が血管を圧迫してさらに血流障害をきたすという悪循環に陥り、首や肩に張りや痛みが現れるのです。急な視力低下、度が合わないメガネレンズ、運動不足が原因で、極度の緊張やストレスによって悪化することもあります。

【症例】 Yさん(38歳 女性)

Yさんは体力と健康には自信があったのですが、4月に係長に昇進して忙しくなり、それまで通っていたスポーツジムから足が遠ざかり、ときには部下の失敗を上司から叱責されることも・・・。コンタクトレンズを使用していましたが、パソコン作業が増えたせいか、目がかすみ、涙が出るなど眼精疲労を実感するようになり、ときどき頭痛も起こるようになりました。さらに梅雨時になると首や肩の張りを自覚し、頭痛に吐き気を伴うようになり、整形外科を受診しました。薬を処方してもらいましたが、症状はいっこうに改善しないので眼科を紹介されて受診。検査すると、視力が低下し、装着しているコンタクトレンズの度が合っていないことを指摘されました。適切なレンズに変更したところ、首や肩の張りが軽くなり、頭痛と吐き気はおさまりました。視力低下と度の合わないレンズが肩こりの原因だったようです。それに加えて、夜眠れないからといってスマホを見たりメールを打ったり・・・。ブルーライトが眼によくないばかりか、頭痛、首・肩こりの原因にもなります。

日常生活に潜む原因は?必須の8項目にチェック

首・肩こりには、日常生活でチェックするポイントは9つあります。

  1. 机と椅子の高さは適切ですか
  2. 机の上の明るさ(照度)は適切ですか
  3. 視力調節のメガネ・コンタクトレンズの度は合っていますか
  4. 作業時間と休み時間のバランスは適切ですか
  5. 適度に運動していますか
  6. 睡眠の状態は良好ですか
  7. 野菜などでビタミンを摂取していますか
  8. オフの時間を心身の疲労回復に使っていますか
  9. 夜中にスマホを見過ぎていませんか

日常生活での不適切な姿勢や習慣が肩こりを引き起こすこともあります。作業時間と休み時間のバランスは、おおむね90分のデスクワークに対して10分程度の休憩をして、ストレッチ(背伸びや首回しなどの軽体操)を行う習慣をつけてください。「肩が急にパンパンに張って痛い」と感じた時、それは疲れではなく、ストレスによる交感神経の過剰な働きによって、筋肉が常に緊張しているのかもしれません。このようなケースでは、身体的な要因に加えて、心のケアも並行して行うことが重要です。アロマテラピー、音楽療法、マッサージなどを受けながら、ゆっくりした時間を過ごしてみてください。

日常生活のチェックと改善でも肩こりがよくならなければ、頸腕症候群や頸椎椎間板ヘルニアなど内科的・整形外科的な病気が潜んでいることがあるので、専門医の検査が必要です。通常なら受診するのは整形外科ですが、頭痛やめまいもあるならば神経内科、首の痛みや手足のしびれがあれば脳神経外科で診てもらえます。

横浜鶴見リハビリテーション病院
顧問 吉田 勝明

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