寒くなってきました!冷え症の人には辛い季節です。多くの女性が冬の悩みとして一番にあげるのが冷え症です。生理周期がありホルモンバランスが崩れやすい、熱をつくる筋肉が男性より少ないなどが女性に冷え症が多い理由と考えられています。手足や腰が冷えるだけではなく、頭痛、耳鳴り、めまい、腹痛、不眠、肌荒れ、生理痛、生理不順を伴う人が少なくありません。早めの対策で、寒い冬を健康的に過ごしましょう
人には体温調節機能があり、寒くなれば自律神経が適切に働き血管を収縮させ、身体の熱が逃げるのを防いでいます。冷え症では、この自律神経の働きが乱れ、手足などの毛細血管が極度に収縮し血のめぐりが悪くなり、冷たく感じるのです。更年期障害や自律神経失調症、心身症などでも冷え症がみられ、原因によってホルモン療法、薬物療法、心理療法などを行います。
47歳のキャリア女性 やせ型
若い頃から血圧が低く、朝は起きるのがつらく、起立性低血圧といわれていました。頭痛持ちで胃腸の
調子も悪く、よく便秘と下痢を繰り返しており、最近は取引先の打合せや飲食を伴う接待で不規則な生活。職場の人間関係にも悩んでいました。
秋口からは手足が冷え、布団に入っても寒くてなかなか寝付けない毎日・・・。就寝時には厚手の靴下を履き手袋までしましたが、手足は思うように温まりません。睡眠不足が続くうちに体調を崩し、風邪症状が長く続き、下痢も頻発。出社しても仕事に集中できず、日常生活に支障をきたすようになってしまいました。
冷え症対策は、まず乱れた自律神経を整えることです。睡眠や食事の時間など不規則な生活を改め、十分な休養をとり、なるべくストレスを減らします。タバコを吸う人は禁煙をして、食生活も見直してください。コーヒー、スナック菓子、チョコレート、合成甘味料は避けてください。お勧めの食べ物は、しょうが、ねぎ、にんにく、こんにゃく、ごぼうなど寒い地方でとれる野菜で、身体を温めてくれます。これらは血流をよくし、高血圧・脳梗塞・心筋梗塞の予防にも効果的です。また、寝る前はぬるめのお湯に入浴剤を入れ、ゆったり湯舟につかります。心身症などに効果のある自律訓練法やストレッチ、軽めのヨガなどでリラックスするのもよいでしょう。

お腹を冷やすと下痢と便秘を繰り返し、下半身を冷やすと膀胱炎、お尻を冷やすと痔にもなりやすいので、冬は腹巻や厚手の下着を使ってください。最近は若い女性にも抵抗のないおしゃれなインナーもたくさんあります。
症状がひどい場合は、甲状腺機能低下症による低体温、慢性動脈閉塞症による足指の壊死など内科的疾患が隠れている場合もあるので、受診することをすすめます。
カイロの使用時には、低温熱傷に気を付けてください!
横浜鶴見リハビリテーション病院
院長 吉田 勝明